iPhoneで使えるAI暗記カードアプリおすすめ7選(2026年)
7つのアプリには、それぞれ得意なことがあります。資料からカードを作る方法、復習の計画の立て方、無料版で本当にできること、有料版の価格を比べました。
Flashcards Master開発者 Léo Floissac ・ 2026年9月29日更新
透明性について:筆者はこのリストにあるFlashcards Masterの開発者です。これは絶対的なランキングではなく、それぞれのアプリが最も得意なことを、弱点とあわせて紹介しています。価格は日本のApp Storeのもので、iPhoneから購読したときの金額です。価格は変わることがあり、各社のウェブサイトの方が安い場合もあります。
まとめ:目的別のおすすめ
- PDFをカードにして、しっかり復習したいなら: Flashcards Master(標準でFSRSを使用。復習するまでTikTokをブロックすることもできます)。
- すべてを自分で細かく設定したいなら: Anki。
- 作成済みのカードを探したいなら: Quizlet。
- 無料でAIカードを作りたいなら: Brainscape(無料版でも数百枚作成できます)。
- Quizletを無料で代替するなら: Knowt。
- ゲーム感覚でやる気を保ちたいなら: Gizmo。
- ノートと暗記カードをまとめたいなら: RemNote。
比較の方法
暗記カードが効果を発揮するには、良いカードがあることと、適切なタイミングで復習することの2つが必要です。そこで5つの基準で比べました。AIによる作成(PDFやテーマから作れるか、無料か)、復習の計画(本格的な間隔反復アルゴリズムを使っているか)、無料版でできること、iPhoneでの価格、そしてスマホ向けに作られているかです。
情報は、2026年9月29日時点の各アプリのApp Storeページと、公式の料金・ヘルプページをもとにしています。リンクは各アプリの下にあります。実験室のようなテストではなく、同じPDFをすべてのアプリで試したわけではありません。Flashcards Masterについては、開発者として把握している内容をもとにしています。
比較表
日本のApp Storeの価格(2026年9月29日時点)。
7つのアプリの詳細
PDFをカードにして復習するなら
Flashcards Master
PDFやテーマからデッキを作り、忘れる直前にカードをもう一度出してくれるiPhone・iPadアプリ。TikTokやInstagramなどのアプリを、数枚のカードに答えるまでブロックできるのが特徴です。
- AIによる作成
- PDF(スキャンしたページも可)やテーマから、10〜200枚、4つの形式、月50回まで作成
- 復習
- 標準でFSRS、設定は不要
- 価格
- 無料、有料版は年額4,000円(7日間の無料体験)または月額1,000円
強み
- PDFから2分で復習を始められる
- スクリーンタイムでアプリをブロック(無料版でも可)
- アカウント不要・広告なし
弱み
- iPhoneとiPadのみ
- AI作成はプレミアムのみ
- 公開デッキのライブラリはなし
出典:App Storeページ
すべてを自分で設定したいなら
Anki (AnkiMobile)
医学生や語学学習者に長く愛用されている定番アプリ。非常に高機能でカスタマイズ性が高く、共有デッキも大量にありますが、AIによるカード作成機能はありません。
- AIによる作成
- 内蔵のAI機能はなし(PC版にはアドオンあり)
- 復習
- 標準はSM-2、設定すればFSRSも使える
- 価格
- PC版とAndroid版は無料、iPhone版は4,000円の買い切り
強み
- 比類のないカスタマイズ性
- 膨大な共有デッキ
- 買い切りでサブスクなし
弱み
- 使いこなすまでが大変
- iPhoneでAIによるカード作成はできない
- iPhone版のみ有料
出典:App Storeページ
作成済みのカードを探すなら
Quizlet
最も有名な暗記カードアプリで、ほかの学生が作った学習セットが数百万あります。AI機能(Magic Notes)で、ノートやPDFから学習セット、模擬テスト、要約を作れます。
- AIによる作成
- ノート、PDF、音声録音から作成(Quizlet Plus)
- 復習
- 「学習」モードあり。間隔反復はWeb版のみで、モバイルアプリには未対応
- 価格
- 無料、Quizlet Plusは年額4,000円 または 月額900円
強み
- 自分の授業の学習セットがすでにある可能性が高い
- 学習モードやゲームが豊富
- あらゆる環境で使える
弱み
- iPhoneアプリではまだ間隔反復が使えない
- 主要な機能はPlusが必要
出典:App Storeページ, 間隔反復(Quizlet)
Quizletの無料代替アプリ
Knowt
Quizletの無料代替として知られるアプリ。間隔反復を含むすべての学習モードが無料で、AIがPDFやスライド、録音した講義からカード、ノート、テストを作ります。
- AIによる作成
- PDF、スライド、写真、動画から作成。無料版はAI要約が月1回
- 復習
- 4つの評価ボタンによる間隔反復
- 価格
- 無料、Student Ultraは年額10,000円〜25,000円(表示されるプランによる)、月額2,200円から
強み
- すべての学習モードが無料
- Quizletの学習セットを読み込める
- 録音した講義をカードにできる
弱み
- 無料ではAIがかなり限られる
- 機能が多く、画面が複雑
出典:App Storeページ, 無料版(Knowtヘルプ)
ゲーム感覚でやる気を保つなら
Gizmo
ゲーム感覚のアプリで、PDFやスライド、YouTube動画がクイズになり、ライフや連続記録があります。QuizletやAnkiのデッキも読み込めます。
- AIによる作成
- PDF、PowerPoint、ノート、YouTube、写真から作成
- 復習
- クイズ形式の間隔反復とアクティブリコール
- 価格
- 無料(「ハート」に制限あり)、Gizmo Unlimitedは期間により700円〜35,000円
強み
- とても続けやすい
- AIが間違いを解説してくれる
- QuizletやAnkiから読み込める
弱み
- 無料版はすぐにライフがなくなる
- 最近のカードを繰り返しすぎるというApp Storeのレビューもある
出典:App Storeページ
ノートとカードをまとめるなら
RemNote
ノートから直接暗記カードを作れるノートアプリ。「NotionとAnkiを1つに」したい医学生に人気です。
- AIによる作成
- テキストやPDFから作成。毎月のAIクレジット制:無料250、Pro 1,000、Pro + AI 20,000
- 復習
- 独自アルゴリズム、FSRSはベータ版で設定から有効化
- 価格
- 無料、Proは年額25,000円 または 月額2,500円、Pro + AIは年額50,000円(公式サイトの方が安い)
強み
- ノートとカードがつながる
- PDFに注釈を付けられる
- あらゆる環境で使える
弱み
- iPhoneでは画面が複雑
- 無料のAIクレジットはすぐなくなる
- App Store経由だとかなり割高
出典:App Storeページ, 料金, AIクレジット, FSRS
無料でAIカードを作るなら
Brainscape
専門家が作ったデッキ(米国の医学系試験、語学)で知られるアプリ。無料版が充実していて、カード無制限、インポート、AIによる数百枚のカード作成ができます。
- AIによる作成
- ノート、PDF、画像から作成。無料で数百枚、Proなら無制限
- 復習
- 自信度を1〜5で評価すると、アプリが間隔を調整
- 価格
- 無料、Proは年額11,000円、月額2,300円、買い切り30,000円
強み
- お金をかけずにAIを使える
- 質の高い専門家のデッキ
- 買い切りプランあり
弱み
- 自信度による評価はFSRSほど自動化されていない
- 認定デッキはProのみ
- 月額プランは割高
出典:App Storeページ, 料金
どれを選ぶべき?
- 講義のPDFがあって時間がないなら: Flashcards Master、Brainscape、Gizmoなら数分でデッキができます。このうち標準でFSRSを使って復習を計画するのはFlashcards Masterだけです。
- スマホでつい気が散るなら: Flashcards Master。復習するまで、選んだアプリをブロックします。
- 医学部で、作成済みのカードが大量にほしいなら: Anki。
- クラスでカードを共有しているなら: Quizlet。無料で勉強するならKnowt。
- ノートをよく取り、1つのアプリにまとめたいなら: RemNote。
よくある質問
iPhoneで一番おすすめのAI暗記カードアプリは?
勉強のしかたによります。PDFをデッキにしてFSRSで復習するならFlashcards Masterが最も手軽で、復習するまで気が散るアプリをブロックすることもできます。すべてを細かく設定したいならAnki、共有された学習セットの多さならQuizlet、無料のAI機能ならこの比較ではBrainscapeが最も充実しています。
無料のAI暗記カードアプリはある?
あります。Brainscapeの無料版ではAIで数百枚のカードを作れます。Knowt、RemNote、GizmoにもAIの無料枠がありますが、Knowtは月1回の要約、RemNoteは月250クレジットと、かなり限られます。QuizletのAI機能にはPlusが必要です。Flashcards Masterは手動のカードと1日100枚の復習までは無料ですが、AIによる作成にはプレミアムが必要です。
AIでPDFを暗記カードにできる?
できます。Flashcards Master、Quizlet、Knowt、Gizmo、RemNote、BrainscapeはいずれもPDFからカードを作れます。Anki単体ではできず、PC版のアドオンが必要です。作成後はカードを見直しましょう。内容が濃い資料では、AIがあいまいな質問や簡単すぎる質問を作ることがあります。
iPhoneでAnkiの代わりになるアプリは?
Ankiの復習の仕組みは好きでも設定が面倒なら、標準でFSRSを使い、カードを自動で作ってくれるアプリを選びましょう。Flashcards Masterは設定不要でFSRSを使い、PDFからデッキを作れます。RemNoteはノート機能と一緒にFSRSをベータ版で提供しています。
FSRSとは?
FSRS(Free Spaced Repetition Scheduler)は、オープンソースの間隔反復アルゴリズムです。カードごとに覚えている確率を推定し、目標とする記憶率にもとづいて次の復習日を決めます。AnkiとRemNoteでは選択式、Flashcards Masterでは標準で使われています。
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